「PLAYING SAFE AND PLAYING SCARED」ケアしたプレイとケアし過ぎなプレイ【LEVEL ONE翻訳】Concepts of Gameplay—Part 3 – 6

【MTG上達】Reid Duke - LEVEL ONE 翻訳と要約

この記事について

MTGの公式サイト(英語)にて連載されていた、体系的MTGプレイング講座「Level One」を翻訳・要約していく記事である。

LEVEL ONEの翻訳記事一覧はこちら

これからマジックの上達を目指していく人の助けになれば幸いである。

というか筆者自身も上達したい

筆者

そんなわけで要約と翻訳を掲載していく。

訳は誤りもあり得るので適宜原文にもあたってみていただきたい(そしてDeeplにかなり頼っている)

絆リス

シラバスの原文はこちら!
参考 LEVEL ONE: THE FULL COURSEMTG(英語)

LEVEL ONE – 「PLAYING SAFE AND PLAYING SCARED」ケアしたプレイとケアし過ぎなプレイ【要約】

参考 PLAYING SAFE AND PLAYING SCAREDMTG(英語)

【要約】内容はこんなかんじ

要約
  • ケアしながらのプレイというのは、ゲームが互角のとき、あるいは自分が勝っているときに採用する非常に重要なスキル
  • 相手に余分なドロー・ステップを与えることは非常に危険
    • 迷ったときは速やかにゲームを終えられる方向に動く
  • 自分のプレイの傾向を知っておくのは有効
    • 決断を迫られるときにその傾向を振り返ろう
こんな感じ!

筆者

絆リス

詳しくは下の訳を読んでみてね!

【翻訳】「PLAYING SAFE AND PLAYING SCARED」ケアしたプレイとケアし過ぎなプレイ

ということで以下訳である。

絆リス

当時(2015年頃)のスタンダードのカードを使っての説明になっているので、現代のカードやデッキに置き換えて考えてみてね!

当時のプレビューも兼ねている。

画像はMTGの公式サイトの原文ページより引用させていただいている。


Posted in Level One on August 24, 2015 By Reid Duke

序文

ここまでレベルワンにお付き合いいただいた方は、もう基本的なことはご存知だろう。

デッキ構築やマジックのゲームプレイに重要な基本的なコンセプトを知っている。

新人プレイヤーが陥りやすい落とし穴と、それを回避する方法も知っている。

しかし、上級者になってくると、一線を越えなければならないことがある。

今日は、「安全なプレイ」と「怖いプレイ」の違いについて説明する。

THE BENEFITS OF PLAYING SAFE ケアしながらプレイする利点

ケアして安全にプレイするとは、リスクを回避し、大惨事が起こらないような道筋でゲームを進めていくことだ。

  • 「次のターンに相手が《衰滅/Languish》を唱えた場合に備えて、4体目のクリーチャーをプレイしないでおこう」
  • 「第1ゲームで《牢獄の管理人、ヒクサス/Hixus, Prison Warden》を見て、アンタップされた5枚の平地がとても怪しく見えました。もっと保守的な攻撃をしよう」
  • 「このゲームをロックしているが、相手が速攻クリーチャーを引いて負けたくない。《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》を防御に置いておこう」

「ケアしてプレイする」というのは、ゲームが互角のとき、あるいは自分が勝っているときに採用する非常に重要なスキルだ。

マジックの優れたプレイヤーとは、あらゆるアドバンテージを絞り出し、相手にゲームを奪う機会をできる限り与えないプレイヤーだ。

 

ゲームをリードしているときに、90%の確率で勝てるラインを取るのと、80%の確率で勝てるラインを取るのとでは、大きな違いがある。

無謀なプレーをして、相手に逆転のチャンスを与えてしまうと、長い目で見たときに結果が出なくなってしまう。

THE DANGERS OF PLAYING SCARED ケアし過ぎなプレイの危険性

しかし、ケアしてプレーすることには、危険な悪の双子がいる。

プレイヤーは「ケアしてプレー」しているつもりでも、実際には「ケアしすぎてプレー」していることが多いのだ。

この2つの違いを学ぶ努力をしよう。

  • 「対戦相手が《タイタンの力/Titan’s Strength》を持っていたらどうしよう、《森の女人像/Sylvan Caryatid》でブロックしないでおこう」
  • 「相手が《意思の激突/Clash of Wills》を持っているのではないか?相手がタップアウトするまで何も唱えないぞ!」
  • 「この《鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizen》を手札に持っていれば、相手が《対立の終結/End Hostilities》を唱えても、何かを立て直すことができるだろう」

ケアしすぎなプレーの危険性のひとつは、たとえ相手が心配しているカードを持っていなくても、ゲームに負けることを許してしまうことがあることだ。

 

カウンター呪文の可能性を考えるのは良いことだが、呪文を唱えないでどうやって勝つのか?

 

赤単色のデッキは必然的に《衰滅/Languish》に怯えることになりますが、クリーチャーを我慢していれば、かえって《包囲サイ/Siege Rhino》や、単体除去呪文を2つ持っている相手に負けてしまうかもしれない。

 

ケアしすぎながらプレーすることのもう一つの重大な危険性は、相手に余分なドローステップを与えてしまうことだ。

プレイヤーは、「負けそうなカードは《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka》だけだから、それを回避してプレイしよう!」といった誤った論理に陥りがちだ。

ほとんどのゲームは、それよりもはるかに複雑なのである。

もしあなたが保守的にプレイして、相手に余分なドローステップを与えてしまったら、あなたが考えてもいなかったような展開で、あなたが負けてしまう可能性がある。

AN EXAMPLE: WALKING THE FINE LINE 例

最近、青黒コントロールのデッキで、赤黒ドラゴンのデッキを相手にライフの合計が低い状態で安定したゲームをした。

《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》や《嵐の憤怒、コラガン/Kolaghan, the Storm’s Fury》に負けたくなかったので、2枚目の飛行ブロッカーを引くまでの数ターンの間、《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death》での攻撃を控えていた。

対戦相手は速攻を持つドラゴンを引いていなかったが、ブロックするために《雷破の執政/Thunderbreak Regent》を引いていた。

私が攻撃をミスしていたので、相手に予定していたよりも多くのドロー・ステップを与えることになった。

その最後のドローステップが火力呪文だったことで、私はゲームに負けてしまったのだ。

 

ケアしてプレイしたのか、それともケアしすぎてプレイしたのか。

何とも言えないが、私が知っているのは、あらゆる事態を想定しているつもりでも、相手に余分なドロー・ステップを与えることは非常に危険だということだ。

HOW TO PLAY SAFE WITHOUT PLAYING SCARED 怖がらずにケアしてプレイする方法

最初のステップは、安全なプレーをする余裕があるかどうかを評価することだ。

多くの場合、この評価には、ゲームがどれだけうまくいっているか、ゲームが長引いた場合にどれだけ勝てる可能性があるかを判断することが含まれる。

 

相手が《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai》で空中戦を仕掛けてきたら?

その場合は、もはや《命運の核心/Crux of Fate》を使っている余裕はないだろう。

 

バーンデッキ相手にライフが1つになってしまった?

積極的に攻めて、相手にできるだけ少ないドローステップを与える必要がある。

 

一般的に、ゲーム終盤のコントロール・デッキに対しては、あまりゆっくりとプレイするのは良くないとされている。

皮肉なことに、コントロール・デッキは、あなたが通常プレイしたいと思っているパーミッション・スペルやボード・スイーパーをプレイしていることがほとんどである。

残念ながら、多くの場合、《対立の終結/End Hostilities》のダメージを軽減しようとすることは、負け戦になってしまう。

それは、ケアではなく、ケアしすぎているのだ。

 

これらのコントロール・デッキは、ゲーム終盤に非常に強力になる傾向があり、5ターン目にきれいなボード状態になっていれば、あなたがクリーチャーを控えていようがいまいが、勝てる可能性が高いのだ。

結局のところ、あなたは再建のために《鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizen》や《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》をキャストするかもしれないが、相手が《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》で追撃してきた場合、それらのカードは事実上役に立たないだろう。

 

もちろん、これらはすべて状況の特殊性に依存しており、クリーチャーを1、2体控えたほうがいい場合も確かにある。

しかし、迷ったときには、できるだけ早くゲームを終わらせることをお勧めする。

控えれば控えるほど、対戦相手がゲーム後半に強力なカードを展開する時間が増えてしまう。

 

では、どのようなときに安全策をとるべきだろううか?

安全策をとるのは、ゲームがうまくいっているとき、そしてゲームを短くするのではなく長くしたいときに良いアイデアだ。

 

ゲームの状態を評価した結果、安全策を取る余裕があると判断した場合、次のステップとして、最悪のシナリオを考える。

正確には、自分にとって悪い結果になる可能性のある現実的な方法を考えることである。

「相手が私のブロッカーのために除去呪文を引いてきたら最悪だな」など。

 

第三に、それらのリスクを軽減するために何ができるかを考える。

「余分なクリーチャーを抑えることができる!」

 

第4に、その決定の長所と短所を検討する。

 

「もし我慢すれば、何があっても次のターンを生き延びることができるけど、相手に2回余分にドローステップを与えなければならない。それに、もし相手が私の最大のブロッカーを除去してしまったら、私はチャンプブロックを始めなければならず、いずれにせよ負けるかもしれない…」

 

最後に、決断したことを実行に移すが、何か変化があった場合には頻繁に再検討することを忘れないでほしい。

GET TO KNOW YOUR INSTINCTS 直感を大切にする

あるプレイヤーは、もともと攻撃的な傾向があり、安全なプレーをあまりしない。

また、保守的になりがちで、ビビりながらプレーすることが多いプレイヤーもいる。

殿堂入りしたプロのZvi Mowshowitz氏が、かつて強調した非常に重要なコンセプトを紹介したいと思う。

 

「自分の本能を知る必要がある。本能の良し悪しではなく、本能が示すバイアスが重要なのだ。自分の本能がどちらに傾いているかを見てみよう。もしあなたが、常にゲームをコントロールすることに集中する傾向があるなら、決断が近づいたときには、コントロールしない道を選ぼう。積極的に行動しがちな人は、ここで我慢する。そうすることで、自分自身を守ることができるのだ…」

 

自分を知ることは大切である。

失敗を避けるためにも、プレイヤーとして成長するためにも必要なことだ。

 

私は数年前に、自分が生まれながらにして持っている保守的な傾向を確認したことがあった。

それは本質的に悪いことではなかった。

私はまだうまくプレーできていると感じていたし、自分の判断のほとんどは正しいと思っていた。

しかし、ミスをしたときには、積極的にプレーするよりも、保守的にプレーしすぎたことが原因である可能性が高かったのだ。

言い換えれば、怖くてプレーできないことが多かったのである。

 

そこで私は、この知識を頭の片隅に置いてゲームをするようにしした。

危うい判断を迫られたときには、「リード、君は怖がってプレーすることが多いけど、今回もそうかな?」

それは、私のプレースタイルが激変したわけではなく、少し中心から外れたゲージをわずかに再調整しただけだった。

血の匂いがしたら、それを取りに行くべきだということと、有利なチャンスを逃してはいけないということを学んだ。

WHEN YOU’RE AT RISK OF PLAYING SCARED ケアしすぎそうなときは

ビックリするようなプレイをしてしまう危険性のある状況はいくつかあるが、その中でも注目すべきものがある。

 

ひとつは、ゲームの流れが変わったときだ。

優位に立ってプレーするのと、劣勢に立たされてプレーするのとでは、思考回路が大きく異なり、その切り替えは容易ではない。

 

優位に立っていたプレイヤーが、何かの間違いで状況が悪化した場合、そのプレイヤーは「ビビって」プレイしている可能性がある。

これまでは安全にプレイしていましたが、ゲームの流れが変わったことで、安全にプレイする余裕がなくなってしまったからだ。

 

また、その逆も起こり得る。

例えば、あなたが攻撃的なデッキを使っていて、できるだけ早くゲームを終わらせなければならないというプレッシャーを感じているとする。

ほとんどの場合、これは正しい方法かもしれませんが、ゲームをしっかりと支配している状況では、安全なプレイを始めるべきだという状況も起こり得る。

例えば、相手のライフが少なくなってきて、バーン呪文でとどめを刺したとする。

しかし、実際には安全策をとり、相手がパーミッション呪文を使えるようなマナが開いていない時を待つべきなのだ。

 

また、プレイヤーが新たなレベルの競技に挑戦するときにも、このような状況が起こります。私は経験からこのことを知っている。

 

例えば、フライデー・ナイト・マジックで素晴らしい結果を出しているプレイヤーがいる。

その人は、地元のお店で何ヶ月も何年もプレイしていて、ベストプレイヤーの一人だ。

彼らは、長い時間をかけて丁寧にプレイし、失敗する隙を与えなければ、技術と経験の優位性によってほとんどの対戦相手に勝てることを知っている。

 

このようなプレイヤーが、プロツアー地域予選やグランプリのレベルに上がると、自分のプレイスタイルを調整するのに苦労することがあ。

自分と同等かそれ以上のプレイヤーと対戦することになり、簡単には勝てなくなるのだ。

怯えてチャンスを生かせないようでは、同じレベルの相手には不利になってしまう。

 

同じように、プレイヤーは自分が特に優秀だと思っている相手と対戦すると、特に怖くなってしまう。

人によっては、グランプリでプロプレイヤーと対戦したり、地元のオールスターと対戦したり、はたまた先週のFNMで優勝した人と対戦したりと、様々なケースがある。

 

このような状況では、プレイヤーはゲームプレイ中に相手を「評価しすぎ」てしまうことがある。

そのような状況では、プレイヤーはゲームプレイ中に相手を「過大評価」してしまい、「強い相手には弱点があるかもしれない」と考えてしまう。

「彼女には 《意思の激突/Clash of Wills》があるはずだ!」

あるいは、「次のターンには絶対《衰滅/Languish》を唱えてくるはずだ!」と。

 

もちろん現実には、マジックのプレイヤーは皆、人間に過ぎない(私の知らないAir Budの新作を作っていない限り)。

強いプレイヤーは、同じデッキを使っている他のプレイヤーよりも、トップ10のカードに《衰滅/Languish》を入れている可能性は高くない。

むしろ、強い相手に対しては、リスクを負うことをいとわない方がいいだろう。

なぜなら、ゲームが長引いても、相手のプレイがうまくいって、ミスが減ることが期待できるからだ。

 

安全にプレイすることと、怖がってプレイすることの間を行き来するには、ゲームの状態と他の要因を正確に評価することだ。

しかし、私たちは人間であり、判断が鈍ることがあることを認識することが重要である。

自分を中心に置いて、最善の判断をする方法を身につけよう。

ゲームの主導権を握るための「ケアしたプレー」を心がけ、相手に余裕を与えしまうような「ケアしすぎたプレー」はしないようにしよう。


絆リス

訳はここまで!

おわりに

ということでLEVEL ONE プレイング学パート3の6回目「PLAYING SAFE AND PLAYING SCARED」について要約・翻訳をしてみた。

今回は相手の対応をどこまで考慮して動くべきなのかという、ある種上級者への第一歩とも言えるような内容になっていた。

LEVEL ONEの翻訳記事一覧はこちら

 

いやはや、往年の記事を読むのも勉強になるものである

筆者

絆リス

勉強になる!
そして紙で遊べ!

トスキ

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